先に認知症になったのは父でした

両親とは離れて暮らしています。
娘の私は20年以上前に結婚し、家を出でいるので、当たり前といえば当たり前のことです。

どちらかと言えば、体調を崩しやすいのは母で、父は健康そのもの。
良く食べ、よく眠り、良く動く人でした。

母は持病もあり、若い頃から入院も何度か。
私が初めて母の介護をしたのは母が入院した中学一年生の時です。
正直、昔すぎてあまり覚えてはいませんが、父は仕事で、母の面倒を見られるのは私しかおらず、病院に付き添い、病院から学校へ行ったりしていました。
完全看護というわけではなかったと思います。
下の世話をしたのが強烈に印象に残っています😓

そんな母と、元気な父。
時々、母は床に臥せることはあっても、食事の支度や日々の生活に大きく支障を与えることなく過ごしていました。


両親の住む実家に帰省するのは、最低年に2回。
何かあれば、慌てて帰ったりもします。
私は今、専業主婦です。

幸い、主人が外で働いてくれているおかげで、私は苦しいながらも主婦でなんとか生活ができています。
息子も社会人になり、自分のことは自分でするようになったのも大きいです。

「私は、いつでも動ける状態」で居られるようにと思い、数年前に仕事を辞めました。
離れて暮らす両親にも、今一緒に生活している家族にも、仕事を理由に諦めることがひとつもあっては嫌だ、という結論に至った結果です。
私の母が専業主婦で、いつもそばに居てくれたことの影響もあるのかも知れません。
家族以上に大事なものはない、というのが私の価値観。
これには全く後悔はありません。


主人の両親も在るので、なかなか帰省することはできないですが、母とはほぼ毎日電話で話をします。
母の体調がおかしいのは、声を聞けばすぐわかるからです。
電話にでる第一声、この声が判断基準。
本当に困ったことは隠すし、わざと元気を装うのが母の欠点。
でも、第一声の声のトーンは隠せないのです。


そんな母からある日の電話。
お父さんがおかしなことを言うのよ。

父は冗談も大好きで、いつもおかしなことを言って笑わせていた人。
またいつものジョークがさく裂しているのかな、くらいの印象で、

言うことを聞かないのよ。
と心配そうな母にも

いつものことじゃない?
と、普段の愚痴を聞いているように答えていました。
その日の母の第一声は元気なトーンでしたから。

まさかとは思うけど「認」じゃないよねぇ。
貯金がなくなったとそれの繰り返しなのよ。

私の時間が一瞬止まりました。
このケース、過去に経験済みだったから。

この時、私の中で
父が認知症かもしれない
という思いと、
母の体調が悪くなるかもしれない
という思いの2つが交差しました。

母は、身体を壊すことが多かったのですが、同時に心も弱い人で、大きなストレスに耐えられない状況になります。
いまでいうと「パワハラ」になるのだと思います。
冗談が好きな元気な父ですが、父は母には厳しい。
ジャイアンのような自由で勝手な性格でもあります。
その状況で長年連れ添ってきた母は、多分、父の言葉でストレスが身体に現れてしまうのだということを、なんとなく感じていました。


私は一旦、母のストレスを取り除くことを優先しました。
く考えず、話に乗ってあげるといいと思うよ。
父の気持ちを逆なでするようなことは言わないように(笑)

どうしたらいいかわからないときは、いつでもいいからすぐに電話してきて。
大丈夫大丈夫!

ひとしきり母の話を聞いて、この場は安心させると
ほんと、娘がいて良かった。
話するとほっとするのよ。

そういって母は電話を切りました。
とりあえず、母の神経質な思いは今日はクリア。

でも、明日もクリアとは限らない。
大丈夫じゃないのはこっちでした😓
いろいろと準備を始めないといけない時期かもしれません。

やはり、優先順位は、
母を守ること


病気に対する正しい向き合い方があるとしても、家族の環境や状況は各家庭によって様々です。
1対1で向き合えるとも限りません。
その中でベストな方法を探り進んでいくとしても、どうしても優先順位を設けざるを得ない場合があります。

《 息子と娘、同時におぼれたらどちらを助ける?》

こういう究極の選択に直面するような状態。
幸い、まだどちらもおぼれていない。
だから、考えられる対策だってある。


今、父は認知症を患っています。
あの日、母の言葉があったから、考える時間がありました。
遠距離で、両親と環境と病気に向き合いながら、できることをやってきました。失敗もあったかもしれませんが、今も父と母は2人で生活してます。

離れた場所で母のストレスをフォローしながら、父の対策。


長くなりましたが、このカテゴリでは日々の状況を記録しておこうと思います。
続きは、また次の記事で書いていきます。